介護用!三角形のポジショニングクッションの選び方とおすすめ5選!

介護用体交枕(ポジショニングクッション)のおすすめ コラム

背中に使える介護用の三角形のポジショニングクッションってどれを選べばいい?

とお悩みの方向けの記事です。

様々な形・素材の三角形の介護用ポジショニングクッションが販売されているため、どれにしたら良いか悩みますね。

今回は、介護用の三角形のポジショニングクッションの選び方とおすすめを紹介します!

筆者は10年以上病院勤めで、患者さんにあった介護用ポジショニングクッションの選定も担当しています。

介護用の三角形のポジショニングクッションの使用目的

自分で寝がえりができない方の体勢を変えてあげることを、体位変換といいます。

その時に使用するのが、ポジショニングクッション(体交枕)です。

介護用の三角形のポジショニングクッションは、主に背中にあてて使われることが多いです。

角度は30度のものが一般的です。

床ずれ(褥瘡)の予防や、姿勢の保持に欠かせないアイテムで、病院や施設、在宅で活用されています。

寝がえりができなかったり、姿勢の保持が難しい方は、仰向け(仰臥位)や特定の姿勢で常に寝てしまうといったことが度々おこります。

すると骨が出っ張った部分など特定の部分に、長時間の圧迫が加わり、血流が阻害され、床ずれ(褥瘡ができてしまうことがあります。

長時間同じ姿勢をとることにより、関節が硬くなる、筋肉のバランスが悪くなる、変形するといったことがおこる場合もあります。

特定の部分に圧迫を起こさないようにし、同一姿勢を長時間とらないようにするためには、身体を左右に傾け、その体勢を保持する必要があります。

身体を30度に傾ける姿勢をとると(半側臥位)、床ずれができやすい仙骨部や、股関節の付け根の出っ張った部分(大転子部)の圧を減らすことができます。

体交
石川治, 田村敦志編集:創傷治療プラクティス:105, 2006より


三角形の介護用ポジショニングクッションの選び方

介護用ポジショニングクッションは、様々な種類のものが販売されています。

以下のポイントを踏まえ、どの介護用ポジショニングクッションにするかを選択しましょう。

  • 介護用ポジショニングクッションの長さを決める
  • 介護用ポジショニングクッションの素材を決める
  • 介護用ポジショニングクッションの抗菌・防水効果の有無を確認する

介護用ポジショニングクッションの長さを決める

身長(座高)からポジショニングクッションの長さを決めましょう。

70cmのものが一番使いやすいです。

三角形の介護用ポジショニングクッションは、長さが様々です。
基本的には、広い面で身体を支えた方が圧が分散されるため、首の後ろの下から腰部分までクッションがあたるようにします。

そのため、その人の身長(座高)によって選ぶものが異なります。
明確な基準はありませんが、管理人は以下のような目安で選定しています。

長さ50㎝60の体交枕 小柄な方用 おおよそ身長140cm~150cm
長さ70の体交枕 平均的な身長の方用 おおよそ身長150cm~170cm
長さ80cmの体交枕 大柄な方用 おおよそ身長165㎝以上

介護用ポジショニングクッションの長さが70㎝のもの一番汎用性が高いと思っています。

悩まれたときは、70㎝のものを選択すると無難です。

介護用ポジショニングクッションの素材を決める

体重により、低反発か高反発かを決めましょう。

表面の素材は、つるつるしすぎないものがおすすめ。

介護用ポジショニングクッションは、低反発や高反発のもの、表面の素材の違いがあります。

低反発クッションと高反発クッション

体重により、低反発クッションにするか、高反発クッションにするかを決めましょう。

低反発クッション体重が一般的な方むけ
高反発クッション体重が重め、体格が大きい方むけ

低反発クッションの方が、あたりが柔らかく、心地が良いです。

そのため、一般的な体型の方には低反発の方が良いと思います。

一方、体重が重く、がっしりしている方が低反発のクッションを使用すると、重さでクッションがつぶれて、ぺしゃんこになってしまうことがあります。

そのため、体重が重めの方や体格が大きい方は、高反発がおすすめです。

表面がつるつるしたもの 軽く凹凸があるもの

介護用ポジショニングクッションの表面の素材の特徴から、どのような素材にするか決めましょう。

つるつるした素材利点:汚れがつきにくい
   摩擦がおこりにくい
欠点:すべりやすい
   姿勢が安定しないことがある
軽く凹凸がある素材利点:すべりにくく姿勢が安定しやすい
   ポジショニングしやすい
欠点:摩擦がおきやすい

非常につるつるした素材のものがありますが、あたり心地が悪く、身体がすべってしまって落ち着きません。

落ち着かないということは、身体に余計な力が入りやすくなるため、おすすめできないです。

つるつるとした素材を選択する場合は、体が滑らないように注意しましょう。

介護用ポジショニングクッションの抗菌・防水効果の有無を確認する

汚れてしまった時のことを考え、洗濯が可能か、抗菌・防水効果があるか確かめておきましょう。

介護用ポジショニングクッションが汚れてしまうこともありますよね。

その時洗濯が可能かどうか、抗菌・防水効果はあるかどうかは重要なポイント。

基本的には、洗濯が可能で、抗菌・防水効果があるものの方がおすすめですよ。

*替えのカバーが販売されているものは、汚れて使用できなくなった場合や、古くなってしまった時に交換できるため便利です。

以上を踏まえた上で、おすすめの背中用三角形のポジショニングクッションのおすすめ5選を紹介します。

背中用三角形の体交枕のおすすめ5選

1.ナーセントメディカルパット

最もおすすめしたいものは、ナーセントメディカルパット。

長さは使いやすい70㎝。

低反発タイプのもので、寝ている時とても心地が良いです。

カバーは、耐久性が優れており熱湯洗浄が可能です。

つるつるした素材ではありますが、過度にすべってしまうこともなく、ちょうど良いです。汎用性が高く、どの方にも合いやすい体交枕なため、筆者が勤める病院でも主に使用されています。


どんな方でも使いやすいため、迷っているならこの体交枕がおすすめ


●サイズ 幅22×長さ70×厚さ12.3cm
●重さ 520g
●材質 中材:特殊低反発性ウレタンフォーム
カバー:ポリエステル
裏面:ウレタンフィルムラミネート加工
● 生産国 日本
●特徴 ・耐熱性に優れており、熱湯洗浄も可能。
 感染症など万一のときも安心。
・特殊低反発ウレタンフォームを採用。
 体圧分散性や伸縮性に優れ、身体に柔らかくフィット
 快適な使用感が得られます。
・100℃の熱湯洗浄が可能。

2.ケープ 体位変換パッド フィットサポート

通気性がよく、ムレません。肌ざわりはとても良いです。高反発タイプの体交枕であるため、低反発にくらべ硬く感じますが、しっかりと姿勢を支えてくれます。体の大きい方におすすめです。長さは80㎝と長いため、小柄な人が使用するとだいぶあまります。

体交枕がつぶれにくく長いため、体が大きい方に特におすすめの体交枕!

●サイズ 幅80cm×奥行き24cm×厚さ12cm
●重さ 540g
●材質 カバー:ポリエステル(ドライメッシュ)
中身:超通気高弾性ポリウレタンフォーム
● 生産国 (不明)
●特徴・ 超通気ウレタンで、いつも爽やかムレ対策。
・丸洗いできます。
・ 吸湿速乾のドライメッシュ生地(洗濯可)
・ 理想の体位30度が簡単にできる

3.ナーセントパットL50

医療現場でよく使われている体交枕です。カバーの素材が、すべりにくいものになっているため、固定力があります。サイズは50㎝までしかないため、背中に入れて使う場合は小柄な人向けです。とても使いやすい体交枕です。

長さが短いため、小柄な方向き!すべりにくく固定力がある

●サイズ 幅20×奥行50×高さ10cm
●重さ 550g
●材質 クッション:低反発性高密度特殊ウレタン
カバー:ポリエステル100%(裏面撥水加工)
● 生産国 (不明)
●特徴
・接触圧分散性に優れた低反発性の高密度特殊ウレタンを使用
・汗を素早く吸収して発散する微細孔を持つ中空断面繊維ウエルキィ(R)を使用
 ムレやベトツキがありません
・裏面は水分を内部に通しにくい撥水加工を施工

4.サポタイト 三角枕

やわらかく、形が変えやすいため、背中が曲がっている方にも使えます

●サイズ 60cm×24cm
●重さ 約410g
●材質 中材:ウレタンフォーム(ランダムカット、マイクロキューブカット)
カバー:ポリエステル65%・綿35%
● 生産国 日本
●特徴・大小さまざまなカットのウレタンが滑らかに身体にフィット
・現場からのお声に答えた商品
・使い方がわかりやすいシンプルな仕様。
・温水80℃、乾燥80℃で洗浄可能
・洗濯・脱水・乾燥可能

5.日本製 介護クッション

こちらも柔らかすぎず、硬すぎず、使いやすいクッションです。長さは60㎝で小柄~普通の体型向けです。値段が安価であるため、コストパフォーマンスが高いです。

コストパフォーマンスが高い高反発の体交枕

●サイズ 600×250×140mm
●重さ 不明
●材質 ポリエステル100%、ポリウレタンフィルム防水加工
JAFET特定用途性菌加工(Galax MC)、難燃加工
中身:高反発フィルターの単一チップウレタン
   傾斜部分にはER1のラバーライクな1cmのウレタン
● 生産国 日本
●特徴 ・防水・制菌カバー
・消毒液での消毒可能
・傷がつきにくい

体交枕を値段で比較

1.ナーセントメディカルパット相場:約7000~9000円
2.ケープ 体位変換パッド相場:約7500~9500円
3. ナーセントパットL50相場:約6000~6500円
4.サポタイト相場:約8000~9500円
5.日本製 介護クッション相場:約6500円前後

★値段が安くコストパフォーマンスが優れた体交枕は、ナーセントパットL50日本製介護クッションです

体交枕を素材で比較

1.ナーセントメディカルパット中材:特殊低反発性ウレタンフォーム
カバー:ポリエステル
裏面:ウレタンフィルムラミネート加工
2.ケープ 体位変換パッドカバー:ポリエステル(ドライメッシュ)
中身:超通気高弾性ポリウレタンフォーム
3. ナーセントパットL50中身:低反発性高密度特殊ウレタン
カバー:ポリエステル100%(裏面撥水加工)
4.サポタイト中材:ウレタンフォーム(ランダムカット、マイクロキューブカット)
カバー:ポリエステル65%・綿35%
5.日本製 介護クッションポリエステル100%、ポリウレタンフィルム防水加工
JAFET特定用途性菌加工(Galax MC)、難燃加工
中身:高反発フィルターの単一チップウレタン
   傾斜部分にはER1のラバーライクな1cmのウレタン

低反発:ナーセントメディカルパット、ナーセントパットL50

高反発:ケープ体位変換パット、日本製介護クッション がおすすめ!

低反発と高反発の違いはこちらから

まとめ

いかがだったでしょうか?

適切なクッションを使用すれば、快適な姿勢を保つことができ、褥瘡予防にも効果的です!

ぜひ、こだわって選んでみてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました